令和元年度文化選奨受賞者

令和元年度文化奨励賞受賞者

大手義雄(おおて よしお) 氏

年齢:85歳

住所:宇都宮市

 大手義雄氏は、昭和38(1963)年に栃木フジカラー株式会社に技術課長として入社し、技術部長、常務取締役などの役職を歴任、平成11(1999)年に退職し顧問となる。

 現役当時に勤務した「栃木フジカラープロフォトセンター」での豊富な経験を活かし、県内各地の数多くの写真クラブで講師を務めており、自らが写真コンテストに応募するというよりも、常に指導者側の立場で写真愛好家の技術の向上に力を注いでいる。

 撮影者としても、栃木県立美術館の「千年の扉-県内美術の現在-展」や宇都宮美術館の「宇都宮美術の現在展」等に出品するとともに、各クラブで開催する写真展では講師として自らの作品を発表し、生徒たちの大きな目標の一つとなっている。

 また、平成6(1994)年から現在に至るまで、栃木県芸術祭写真部門の審査員を務める他、宇都宮市民芸術祭をはじめ県内各地で行われる数々の写真コンテストで審査員を務めるとともに、平成30(2018)年7月、下野新聞社の創刊140周年記念事業として設立された「下野写真協会」の副会長に就任されるなど、県内写真愛好家の技術向上と写真文化の振興・発展に尽力されている。

 栃木県文化協会では令和元年度から理事に就任しており、写真文化の振興はもとより、県内文化芸術の振興、発展にも尽力され、その功績は誠に大なるものがある。 

株田昌彦(かぶた まさひこ)氏

年齢:43歳

住所:市貝町

 株田昌彦氏は、筑波大学在学中から全国のコンクールに出品し、平成9(1997)年に二紀展に初入選を果たすなど、数々の受賞を重ねている。同大学大学院博士課程を修了後は、平成20(2008)年に栃木県に転居し、昭和会展、損保ジャパン美術財団選抜奨励展、小磯良平大賞展などで頭角を現す。

 二紀展では、平成17(2005)年に一般で最高の賞となる二紀賞や、平成22(2010)年に宮永賞などを受賞し、弱冠37歳で会員に推挙されるなど、二紀会の有力新人の一人であり、われらの地平線展(日本橋三越)やUNI展(新宿ギャラリー絵夢)などにおいて高い評価を得ている。

 作風は、現代文明に対する痛烈な問題提起とも言える世界を、卓越した描写力を活かしてシュールに表現しており、その印象は鮮烈である。

 氏は、人間性豊かで穏やかな性格から人望も厚く、平成23(2011)年から栃木二紀の事務局を任されるとともに、栃木県芸術祭洋画部門の審査員や宇都宮市民芸術祭洋画部門の運営委員を務めるなど、多くの仕事を責任をもって遂行し、本県文化芸術の振興のためにその労力を惜しまない。また、平成20(2008)年から宇都宮大学教育学部講師、平成23(2011)年から同大学准教授として教壇に立ち、後進の芸術家の育成指導にも力を注いでいる。 

 以上のとおり、氏は、本県文化推進の将来を担う有望な人材として、今後のますますの活躍が期待される新進気鋭の作家である。


栃木県芸術祭審査結果

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